流れて消えるだけじゃ、語り合えないから

この人いいな、という人は、前向きでも後向きでもなく、ただ中間の状態でその場を動いているだけ。

大阪の廃村を目指して(後編) 干し柿集落から、ワイルド林道に迷い込む

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【前回まで】

大阪府唯一の廃村は、ほとんどが自然に還ってしまったようであった。

しかし、第二第三の今畑廃村は、時代が経つとともに出てくるだろう。

それに、和歌山県奈良県にも、過疎地は大変多く、廃村となっている村がいくつもあるので、そっちを見る方がいいだろう。

 

というわけで今回は帰り道。

干し柿を作る独特の集落がある和泉山脈の南側を通り、林道に迷い込み大阪府側に出るというルートだ。

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あらゆる店が消えたとき、最後に残る店は…~秘境・椎葉村のよろず屋から~

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日本から商店街が次々消えている。ショッピングモールでさえも経営が立ち行かなくなり、廃墟化するモールも現れた。店はなくなり、通販でモノが買える時代になった。

 

実際の店がどんどん姿を消していっている現状から、さらに何十年か先はどうなっているのだろう。

あらゆる店が消え、最後に残る店は何だろう…?

 

そのヒントと思われるものを、宮崎県の秘境「椎葉村(しいばそん)」で見つけました。

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大阪の廃村を目指して(前編) 和泉山脈の林道で足を取られまくる

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【廃村】(はいそん)

何らかの理由により住人が退去して無人となり、居住していたことを示す建物や痕跡のみが残されている場所のこと。産業による環境破壊や衰退、戦争や自然災害での退去によって、一度形成された都市や集落が廃墟化したものである。(wikipedia:「ゴーストタウン」より)

僕は大阪府に住んでいる。

人口884万人、日本で3位。

現在でも人口が増加している、大都会大阪府に、人の姿が消えて、誰も住まなくなった村があるとは思わなかった。

 

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「私なんて可愛くないですから…」と言う女性に、「そんなことないよ」と言うのやめます。

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たまにいます。

自信がない女性で、「私なんて可愛くないですよー。」くらいのことを言う女性。

 

それに対して、周りの人は脊髄反射的に、「そんなことないよ~、○○ちゃん、かわいいよ。」とレスポンスするのを見ることがあります。

 

しかし、そうしないといけないような空気になったとき、

僕はそこから降りるために、

「ごめんなさい、僕、そんなことないよなんて言うの、やめさせてください。」

と言うことにしました。

 

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9月30日はポッドキャストの日 ~インディーズラジオで終わらないでいられるか~

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インターネットで聴けるラジオ、「ポッドキャスト」の番組をやっている僕としては、見逃せない日がやってきました。

 

2日前の9月30日、「ポッドキャストの日」というのが外国のネットユーザーの間で定められていました。

 

日本でもツイッター上でポッドキャストにまつわる思い入れを語ったり、好きな番組を語ったりしているツイートが多数投稿され、僕も様々なDJやリスナーの言葉を読んで、音声メディア(ラジオ)が好きな人が集まって、想いを共有し合ってるんだなぁと、嬉しい気持ちになりました。

 

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少ない味の豊かさ ~とあるレーズンパイを食べて~

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友達と遊んでいるとき、自然食品の店に行って、「ガリバルジー」というレーズンパイを買って食べました。*1

 

これは普通のスーパーではなかなかお目にかかれないシロモノです。

そして、自然食品、香料・合成着色料無添加、一つ一つ手作り、国内産小麦粉使用ということで、値段もそれなりにします。*2

 

しかし、この「ガリバルジー」は、普段感じている「味」について考えさせてくれました。

 

*1:三育フーズのお菓子。イギリスで150年前から食べられている「ガリバルディ・ビスケット」に由来する。

*2:10ピースで570円(税抜)

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ガガガSPの「オラぁいちぬけた」という曲が、自分を肯定してくれているように聞こえる

たまに聴きたくなる歌。

 

ガガガSPといえば、青春パンクの代表的なバンドとくくられることがありますが、

それに対して「オレは違う!」

「オレはもっと考えてるんだぞ!薄っぺらい内容の音楽ジャンルに入れるな!」と

ノーを突きつけた歌だといえます。

 

その挑戦的な態度と、考えて考えすぎても自分の道を突き進むんだという結び方は、聴いていて爽快です。

 

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