流れて消えるだけじゃ、語り合えないから

この人いいな、という人は、前向きでも後向きでもなく、ただ中間の状態でその場を動いているだけ。

いい人物は、そもそも前向きかどうかなんて、言ったりアピールしない

人の心を見ると、「自分に不足しているものを口にする」法則があるように思う。

 

優しくなりたいと思ってる集団を見れば、実は人に優しくできない人だったり、人から優しさを求めている人たちだったり。

 

その法則に当てはめるなら

前向きでなきゃ、とか、わざわざ明るく見せる発言をする人は

その人本人が前向きでない、明るくないということを、表しているのである。

 

 

前向きにならなきゃだのどうだのと、こねくり回しているだけの人間を相手にする必要はない。彼らは自分がやるべきことに集中することより、前向きになることに必死になって、やるべきことを見失っている。

 

それよりは、前向きだのポジティブだの、わざわざ本人がアピールもしない人を見てみる方がいい。

 

テレビに出ている人で、人に好かれている人物を見てみよう。

最近だったら、将棋の加藤一二三でもいいし、僕が好きなタモリさんでもいい。

 

彼らがテレビ等で、わざわざ前向きっぽい発言をしているのを見たことがあるだろうか?

 

本人は何もアピールしていない。ポジティブ格言らしきことを言っていない。多分、仕事や趣味を一生懸命こなしたり、楽しんだりしているだけじゃないだろうか。

 

彼らの人物は、他の評論家なんかが良い風に付けただけだったり、マスコミがキャラというラベルを散々付けまくってきただけじゃないだろうか?

つまり、本人たちの人物と、他人からの評価は「=」で結べない。

 

 

前向きでも後向きでもなく、中間を行っていたり、自分のやることに集中していたりする人が、よっぽどいい。*1

*1:僕は後向きだの、クヨクヨしたり、落ち込んだり、悩みすぎといわれる。しかし、人が苦しいことに一つの答えを出していくのに、その過程を経ることは必要じゃないだろうか?納得いくまで悩んだり、ときどき休んだりすることも大事じゃないだろうか?と思うし、こうして自分の心を知ることだって、自分のやることだと思う。