自分は何がしたかったのか、自分に問いかける
楽しいはずの場所にいても、なぜか楽しくない。
やりたいと思って入った会社なのに、やりたくないことばかりやっている。
こういったことは、人生で何度もあったと思います。
自分も、自分が欲しかったもの(したかったこと)と違っていたのに気付かず、イベントの名前の立派さだけに惹かれて、結局楽しくないまま帰ってきて、「悔しいっ!」と思うときがあります。
「これは違うぞ…、こんなことをしに来たんじゃないんだけどな。」と気づいて、途中で帰ることも、未だにあります。
こうならないためにも、自分が本当にやりたいことをやるためにも、自己分析は役に立ちます。
今回は、「自分が本当にやりたいことを知る」がテーマです。
自分のニーズについて考えてみる
自分に本当に欲しいもの、足りないこと、して欲しいこと…それらを満たすことで幸福を感じられることや、
やっていて夢中になれること、一日をそれに捧げても没頭できるものがあることを
「本当にやりたいことがある」と、私は定義します。
「本当にやりたいこと」の中に、その人に必要なものや、逆に必要ないもの、その人の価値観等の
「自分」がたくさん詰め込まれています。
しかし、それは普段生きていて、具体的に意識せずに過ごしてしまいます。
むしろ、「本当にやりたいこと」が意識できずに、ただ暇つぶしのためにスマホゲームに時間や金を浪費してしまったり、つきあっていても大して面白くない「友達」と日々の付き合いに時間を浪費し、それを「自分にとって大事」と錯覚してしまう人が大半です。
思い違いをしないためにも、まずは、「自分って本当は何がしたいんだろう?」って問いかけてみるだけでも良いと思います。
自分は、やりたいことをやっているのか、と疑問を持つだけでも、大きなことです。
さらに突っ込んだ自問自答をすると、
・「この商品、(ネットショッピングで)クリックしようと思ってるんだけど、いるのかな?いらないのかな?(商品のメリット・デメリットを検討してみよう)」
・「この習い事に、自分は何を求めているんだ?(自分を満たすには、何をしたらいいんだ?)」
・「この役割に立候補しちゃったけど、本当に自分はやりたかったのか?」
・「この人に会うと、なぜか自分が満たされる気がする。どうしてだろう?(自分の何が満たされただろう)」
のようなことを、しょっちゅう自問自答する習慣を身に付けると、「自分がやりたいこと」が、だんだん見えてきます。
また、違和感を感じたとき、自分に「君は本当にそれがしたいの?」と問いかけると、
危ないことや、大損をすることを回避できたり、無駄なお金や時間を浪費しないで済みます。
ある程度、「やりたいこと」「やりたくないこと」が見えたら、自分の行動目標が見えてきます。
※やりたいことが見つからない場合は、「やりたくないこと」をとにかく並べて、消去法で探索範囲を狭めていくと、
やりたいことが見つかりやすいです。
はっきりと「自分はコレをやる」「この為に生きる」という目標は、立てなくてもまだ大丈夫ですが、
「やりたいこと」「やりたくないこと」が明確になっていることで、
「私は、コレをやる。目的はソレが必要だからだ。」と、行動の方針を立てることができます。
そうすることで、意に沿わないことをやって、消耗してしまうことを防止し、やりたいことに専念することができます。
(もちろん、「やりたい」「やりたくない」という、自分の価値観も見えてくるので、自己分析としても有用です。)
しかし、そうして行動している中でも、自分がやりたいことをしているか、ブレてしまうこともあります。
その時は、自分に「何がやりたかったの?」と、時々自問自答して、軌道修正してあげましょう。