流れて消えるだけじゃ、語り合えないから

この人いいな、という人は、前向きでも後向きでもなく、ただ中間の状態でその場を動いているだけ。

「人をコントロールしたい」その欲求はどこから生まれるのか?

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「人をコントロール?何言ってるんですか?そんなことしませんよ~!」

って言う人もいるかもしれないけれど、

 

人は、多かれ少なかれ、他人が自分の思い通りになって欲しいという欲求を持っています。

 

何かをお願いするとき、他人が自分の期待したとおりに動かなくて、内心、怒りを覚えてしまったり、

自分より優秀な人が出てしまって、それを密かに落とそうと、あの手この手を使ったり、嫉妬したり

 

その感情は、

自分の言うことを聞かせたい = 相手をコントロール = 支配したい

という動機に基づくものではないでしょうか?

 

では、相手をコントロール(支配)したい欲求は、どこから来るのでしょうか?

 

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すごい日本奥地紀行【南信州編】 第4回 遠山郷(霜月祭、和田宿、旧木沢小学校)

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【第4回】

大阪→→(岐阜県瑞浪→馬籠宿→(長野県)妻籠宿木曽福島→上松(1泊目)

→ 大平峠・大平宿→赤石峠→遠山郷→小嵐稲荷神社→下栗の里→しらびそ峠→大鹿村

→分杭峠(2泊目)

諏訪大社奈良井宿御嶽神社開田高原→(岐阜県)御嶽スカイライン

喫茶・五重塔下呂温泉(3泊目)→ 関善光寺→岐阜大仏→長良川沿いに続く道→→大阪

 

いよいよ今回の旅のハイライト1。

信州の秘境、遠山郷(とおやまごう)に入った。

細く危険な山道を越えて、やってきたのは、伊那山地と南アルプスの間の深い谷。

冬になると、ほとんどの道路が通行止めになって、外部との行き来がしにくくなる、そんな土地だ。

詳しくみていこう。

 

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本当は好きなんでしょ?24時間テレビ ~批判する人を考える~

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「感動の押し売りだ」「障害者を見せ物にしている」「偽善だ」

そんな理由で嫌われている、24時間テレビの季節がやってきました。

 

障害者が逆境を乗り越えて、頑張ってチャレンジしているような映像や

身体障害をテーマにしたドラマが放映されていたり、町中では街頭募金が行われ、黄色いTシャツの人がいたりと、感動的なつくりになっています。

 

24時間テレビ批判については、書くまでもないでしょう。

僕は、この番組を批判する人々に対してフォーカスしたいと思います。

 

 

24時間テレビを批判する人の中にも、いわゆる「福祉番組」を見ていたり、障害者に関心があったりする人は、多いのではないでしょうか。

 

障害者が頑張ったり、障害者の心温まるエピソードが好きだったり、

障害者が作った作品に心温まる気持ちになっている人がいるのではないでしょうか。

テレビ番組なら、「ハートネットTV」や「バリバラ」*1を見て涙したり、障害者がメディアに採りあげられたことに喜んでいるかもしれません。

 

しかし、これらの福祉番組でさえ、24時間テレビとそんなに変わらないのではないでしょうか?

 

24時間テレビに対抗しているといわれている「バリバラ」*2でさえも、

ダウン症の人が世間の差別に耐えながら懸命に生きていく様子を放送していたりと*3

障害者の現状を知ってもらうために、お涙ちょうだい表現を利用することは、挙げればきりがありません。

 

 

障害者がショーとしてとりあげられることを批判している一方で、

本当は、障害者の心温まるエピソードや頑張りや可能性を見たいと思っているのではないでしょうか?

 

けれど批判者は、本当は自分たちが好きな障害者番組を見たいのに、

24時間テレビが、自分たちの思い通りの番組を作らないから、批判しているんじゃないでしょうか。

 

 

24時間テレビを「嫌い」と言う裏では、この番組に「期待」しているのでしょう。

 

 普段表に出ることなく、表社会から取り残されてきた障害者を、大体的に表舞台に上げ、世間に認知してもらうための最大の見せ場なのだから。

 

 

本当は24時間テレビが好きなんじゃないですか?

 

 

*1:ともにNHK・Eテレ

*2:Eテレ・障害者のためのバリアフリーバラエティ

*3:https://www.nhk.or.jp/baribara/lineup/140606.html

すごい日本奥地紀行【南信州編】 第3回 廃墟?大平宿→秘境・遠山郷

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【第3回】

大阪→→岐阜県瑞浪→馬籠宿→(長野県)妻籠宿木曽福島→上松(1泊目)

大平峠・大平宿→赤石峠→遠山郷→小嵐稲荷神社→下栗の里→しらびそ峠→大鹿村→分杭峠(2泊目)

諏訪大社奈良井宿御嶽神社開田高原岐阜県御嶽スカイライン→喫茶・五重塔下呂温泉(3泊目)→

善光寺→岐阜大仏→長良川沿いに続く道→→大阪

 

★前回まで

2日目の朝。長野県の南東の山奥、「遠山郷」に向けて、山越えが始まった。

最初の難関、「大平峠」(前回参照)で、熊におびえながら潜り抜け、その先に見たものは…?

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なぜ「ゆっくりでいいんですよ」という声掛けしかないのか?

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福祉関係にお勤めの方に多いと思うんですけど、

何かをやっている人に対しての声掛けが

 

「ゆっくりでいいですよ」とか「自分のペースでやってくださいね」というのが、

 

あまりにも多すぎる気がするんですよ。

 

「お疲れ様でした~!」

「ご安全に!」

くらいの頻度で

「ゆっくりでいいですよ^_^」

って声を掛けられることがあるんです。

 

それしかないの?

 

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すごい日本奥地紀行【南信州編】 第2回 木曽の早い夜→大平峠

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【第2回】

大阪→→岐阜県瑞浪→馬籠宿→(長野県)妻籠宿木曽福島→上松(1泊目)

大平峠・大平宿→赤石峠→遠山郷→小嵐稲荷神社→下栗の里→しらびそ峠→大鹿村→分杭峠(2泊目)

諏訪大社奈良井宿御嶽神社開田高原岐阜県御嶽スカイライン→喫茶・五重塔下呂温泉(3泊目)→

善光寺→岐阜大仏→長良川沿いに続く道→→大阪

 

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すごい日本奥地紀行【南信州編】 第1回 木曽路

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僕はよく、バイクを使ってあちこち旅してくることが多いんですが、

今年のお盆休みは、バイクで長野県まで行ってきました。

 

目的地は長野県南部。西側にある木曽谷地域と、東側にある伊那谷地域を4日間かけて走りました。

 

長野県といえば、高原のリゾート地というイメージが強いですが、木曽も伊那もリゾート色がなく、木曽は「中山道と宿場町」、伊那は「南アルプスの秘境」という異なったカラーを持っており、昔ながらの田舎の姿をとどめている土地です。

 

【第1回】

大阪→→岐阜県瑞浪→馬籠宿→(長野県)妻籠宿木曽福島→上松(1泊目)

大平峠・大平宿→赤石峠→遠山郷→下栗の里→しらびそ峠→大鹿村→分杭峠(2泊目)

諏訪大社奈良井宿御嶽神社開田高原岐阜県御嶽スカイライン→喫茶・五重塔下呂温泉(3泊目)→

善光寺→岐阜大仏→長良川沿いに続く道→→大阪

 

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