流れて消えるだけじゃ、語り合えないから

この人いいな、という人は、前向きでも後向きでもなく、ただ中間の状態でその場を動いているだけ。

自分の感じ方にアンテナを立てよう

自分が心底本当に感じたことに、嘘をつかない」ともいえます。

自分が「こう感じよう」と決め付けているとか、人が「あの場面で、そう感じるのはおかしい」と言われて、人の感じ方に合わせようとするのではなく

自分が「本当はこう感じてるんだぞ」と、自然に起こってくる感情を認識することをいいます。

あるいは、自分を上から見て「私って、あの時、こんな風に感じてたんじゃない?」と、観察することでもあります。

就職活動のとき、自己アピールするときの自己分析や、ポジティブになるために、自分のアピールポイントと向き合うための分析をすることがありますが、

だいたい、自分が本当は感じていることにフタをし、取り繕って、ウソの感じ方をしてしまっていることが多いのです。

自分が本当に感じたことを肯定し、向き合うことをしなければ、自分を発見することもできないし、

たとえば「本当は会社のノリや勤務体制についていけなくて、嫌々やっているのに、自分が会社や社会のために貢献していて、充実している働き方が大好き!」みたいに、無理やり感じようとしてしまうと、

心身のバランスを崩して、病気になってしまいます。

・たばこの吸殻を道に投げ捨てる人を無視して、何とも思わないようにしていたけれど、本当は不愉快だった。

・フットサルに興味はなかったけど、体験に行ったら、案外良かった。(合っているかもしれない)

・本当は好きになってはいけない人なのに、好意的な感情が止まらない。

・友達は背が低くてオタクっぽい男の子を好きになるのはダメだと言うけど、

 自分はどうしてもそんなタイプの男の子を好きになってしまう。

・「べっ、別にあんたのためじゃないんだからねっ!!

最後はただのツンデレでしたが、

こうしたように、自分の感じ方に正直になる練習をすると、自分がまた一つ見えてくるでしょう。

そのポイントは…

「自分の感じ方(感覚)は異常だ」を捨てて、主観的になっていい

自分は変だからとか、感覚がおかしいから、自分の感じ方を捨てて、人に合わせようとついついしてしまいます。

たしかに、人と同じでないと、自分は集団から仲間はずれにされたり、馬鹿にされたりするし、身近な人と仲良くする為に、前提条件となる常識を持っていないと、やっていけなかった経験を、ほとんどの日本人はしてきました。

そのために、感覚や感じ方を他の人に合わせて、騙しだまし、自分主観の感じ方を抑制するようにしてきました。

しかし、自分の本音を出しちゃまずい時以外は、周囲は他人だらけ。

自分がどうしようが、大して関心を持たない人たちが通り過ぎていくだけです。

せめて自分一人のときや、自分のことなんて気にも留めない人ばかりのときくらいは、

自分の感じ方は、人と違っていてもいいんじゃないでしょうか。

そう、「他人はそう感じるのだろうけど、自分はこう感じる」からいいのです。

もっと主観的になってみませんか?

そうした上で、

「やっぱりあいつムカつく!上から目線で偉そうにしゃべりやがって!」とか、

「人ごみがやかましいから、僕は田舎の方が落ち着くな。」とか、

正直に感じていった方が良いです。

そうすると、自分に対し「そうだったのか!」という発見ができるようになります。

※以前、「他の人に自分の特徴を聞いてみる」という記事で、「人から自分はどう見えているのか」という、客観性もあった方がいいですが、それは自分に見えない自分を発見するためのものですので、一つの意見として参考にするくらいでいいのです。