学生までに友達を作らないと、一生友達ができないと言ったな?あれは嘘だ。
僕には幼稚園から大学生の頃からの友達が、一人もいません。
しかし今、友達や仲間として付き合いをしている人たちは、
全て22歳に就職して以降に出会った人たちといっても、過言ではありません。
どうして22歳で就職して以降に友達ができたのでしょうか。
- 友達が一人もいなかったので、どんなことをしても友達を作ろうと真剣になった。
- 自分の内面や考え方等を出していくことにした。
- ネットで趣味の集まりやオフ会に積極的に参加して、人間関係を作った。
- ネット以外でも、自分の興味のあることや趣味のサークルに参加した。
- インターネットを中心に表現活動をした。
一つ一つ詳しく見てみましょう。
1、友達が一人もいなかったので、どんなことをしても友達を作ろうと真剣になった。
友達を作るためのハングリー精神や寂しさ、虚しさを解消したいといった動機は、力になります。
真剣になって、「このままじゃいけない」と思って行動しない限り、何も得ることはできないでしょう。
スマートにやろうなんて考える必要もないです。
がむしゃらにやってもいいし、ストーカーにならない限り、多少の迷惑も恐れないで行動した方が、得るものも多いです。
2、自分の内面や考え方等を出していくことにした。
いわゆる「親友」というものと出会うためには、必要なことになります。
自分の考えていることや、本当に思っていること、ときには弱い部分を出すことも必要となります。
内面を出すことは、嫌われることもありますが、
自分と共感し合える相手、意気投合できる相手も現れます。
そのために、少しずつ自分の内面を出せるようにしていくといいでしょう。
親友を求めるだけでなくても、自分が「こうしたい」「こう考えてる」「これが欲しい」と出すことで、他の人が、あなたに合う人に取り継いでくれるかもしれません。
3、ネットで趣味の集まりやオフ会に積極的に参加して、人間関係を作った。
人がいないところ、自分のことを向いてくれない場所に行っても、誰とも出会えません。
自分が好きなものの集まりや、オフ会にどんどん参加していって、
いろんな人と話して、連絡先を交換して、会が終わってからも、連絡を取って、また会えるように関係を続けていきましょう。
僕の場合は、20代の頃、「mixi」(ミクシィ)が全盛期でした。
様々な趣味や関心のコミュニティがあり、毎週のようにオフ会が開催されていました。
僕は当時興味があった写真のコミュニティに入って、撮影オフ会に参加したり、
地元の居酒屋で飲もうオフ会、のようなものに参加していったりして、
どんどん人間関係を広げていました。
人に合う・合わないはあるので、1回だけの人もいますが
中には3年や10年以上続く人もいます。
ここで知り合った人の1割は、今でも付き合いが続いています。
4、ネット以外でも、自分の興味のあることや趣味のサークルに参加した。
僕の場合は、歌をある程度歌えたので、いわゆるゴスペルを歌うサークルに入っていました。
あるいは、即興演劇をやるワークショップに参加して、毎月のように通って、参加者と仲良くさせてもらいました。
こういったサークルがあるのなら、どんどん参加していくことをお勧めします。
ただし、ゴスペルサークルの場合は、あまり興味が持てず、1年でやめてしまいました。
やはり、友達を作ることを第1目標としていたので、うまくいかなかったのです。
今思えば、自分の好きなことは何かを考えて、それができるサークルに入って、好きなことに没頭しておけばよかったと思います。
そうすることで、人が近づいてきたり、一緒にやろうと誘ってくれたりしますので。
5、インターネットを中心に表現活動をした。
旅行が好きだった僕は、8年くらい前から、インターネットに旅行記のホームページを作っていました。
それが縁で、ネット上で知り合う人が少しずつ出てきて、たまにオフ会をやったりしたこともありました。
それまで他人を中心に回っていた人間関係が、自分を中心とした人間関係に変わってきました。
自分の表現していることを、好きになってくれる人が現れるからです。
また、旅行関係の本(同人誌)を自費出版し、コミケ等のイベントで売ることもしていました。
すると、同じようなジャンルで表現している仲間も出来、自分のファンが着いてくれるようになりました。
そのようにして、自分が表現したいことを発表することができれば、
自分のことを良いと思ってくれる人が現れるのでは、と僕は思っています。
これはあくまでも僕の場合ですが、学生時代は誰とも仲良くなれなくても、それ以降に友達を作ることができたのです。
友達を作ろうとする気があって、そのために自分が出来ることを考えて、実行することができるのなら。
世間の声にまどわされるな!
ところが世間では、「幼稚園から大学生までに友達を作らないと、一生友達ができない」という言説が、流布されています。
その理由は「大人になってから出来る人間関係は、打算ばかりだから、本当の友達なんて出来ない」ということらしいですが、果たしてどこまで本当でしょうか?
言った方が見て経験しただけのレベルではないでしょうか。
この記事を通して何が言いたかったかというと、
学生時代で思うように人間関係を作れなかった人でも、そうでない場所で人間関係を築くチャンスはたくさんあるし、
「学生時代に友達を作らねば」という言説に流されて、友達作り(と維持)に神経をすり減らす必要はないということです。
学生時代に友達や仲間がいて…、そのときにしか出来ない経験もあるでしょう。
しかし、それが学生時代だけしかできないわけじゃないのです。
社会人になっても、友達や仲間ができて、学生時代みたいに、イベントに参加したり、企画したり、パーティをやったりして、「あぁ、僕って今、青春してるなぁ…」って実感することだって、できます。
それに、学校とは違った、趣味サークルや、ネットの趣味・関心の集まりという、別のレイヤーがあります。
ネットでフットサルが好きとかアイドルが好きとかってことを公言し、同じ好き同士で集まったり交流することは、現役中学生の13歳がやっても、学生時代に戻れない35歳がやっても、同じように早くも遅くもないんです。
そういうわけで、友達が出来ない、学校で仲良くしなきゃ、と思っている方!
焦る必要はありません。
今は、友達を作る場も方法もチャンスも増えているのですから。