流れて消えるだけじゃ、語り合えないから

この人いいな、という人は、前向きでも後向きでもなく、ただ中間の状態でその場を動いているだけ。

奈良・天理に行ってみた~本当に天理教の黒いハッピ着た人が日常生活してた!~

僕、宮充が一番好きなのは、旅行で、日本のあちこちをバイクで行きまくってるんですが、

休みが1日や2日しかない週末も、近所の変わった場所に行って、旅行気分を満喫しています。

 

というわけで、近所旅行、第1弾は奈良県の「天理」市。

 

f:id:againstars:20160810003600j:plain

 

天理って、あの「天理教」の?

新興宗教ですか?…うち、そういうのはいいんで…、と思ってる方、うちはそういうコーナーではありませんのでご安心を。

日本国内あちこちの変わった風景を紹介していきます。

 

なんといっても、天理教の名前が付くだけあって、この天理は、全世界から天理教の信者が集まってくる、日本唯一の宗教都市と呼ばれてます。

珍しいですね。宗教を中心に生活が回ってるなんて、それだけで日本と違う外国のような感じを味わえるのです。

 

f:id:againstars:20160810003840j:plain

 

そして、天理の街で一番特異な風景は、天理教の建物の街並みです。

見てください。コンクリートの道場のようなビルに、ごっつい瓦屋根が乗っている姿を。

こんな感じの建物が、街のあちこちに建ち並んでいます。

この風景は、天理だけ!

 

ちなみに、この建物は天理大学の入口で、沿道にはパレードの席が準備されています。

撮影した時期が、天理教の信者の子が、全国・全世界から一斉に集まってくる「こどもおぢばがえりの直前だったこともあり、街には活気がありました。

 

全世界から天理教徒が巡礼に集まってくるなんて、まるで日本に住んで、メッカにいるような気分を味わっているようです。

 

f:id:againstars:20160810004602j:plain

 

天理教の本部。巨大なお堂では、手を動かし、歌のようなものを歌いながらお祈りをする人たちの姿がありました。

 

そして、天理教のトレードマーク、黒いハッピ!

これを着た人を街でちょくちょく見ました。

 

この日は外国から来た若い男女(東南アジアやフランス人が多かった・なお、ハッピのエリには、日本人は「天理教」と書かれているのに対し、外国人は「TENRIKYO」と書かれていた。)がたくさん歩いていたり、

ハッピを着た大学生のカップルが手をつないで歩いていたり

天理教が日常生活になっているのが見えます。

 

f:id:againstars:20160810005027j:plain

天理には、「詰所」という、各地ブロックの信者さんが宿泊するための施設があって、街のあちこちにあるんですが、

こどもおぢばがえりの直前、立て看板が子供を迎える準備万端っぷりを表わしているようでした。

 

f:id:againstars:20160810005220j:plain

ここで昼食を。

天理といえば、スタミナラーメンです。

有名どころでは、「天理スタミナラーメン」と「彩華ラーメン」がありますが、僕が入ったのは街の昔ながらの食堂でした。

スープが少し辛めで、癖になる味!

 

食堂で食べているときの出来事。

母親と20歳そこそこの娘の、進路をどうしよう、という話をしていたのを聞いてしまいました。

娘がこれから天理教の重要なところに進むべきか、就職するべきか、みたいな話だったと思うんですが、天理教と人生が絡むような話が出てくるあたりが、ホント、天理って街ならではだなぁと実感できましたね。

天理という町の要素の深さを見れたような気がしました。

 

こういう人生に関わることを、一生懸命考えている人って、いいなぁ、って思いながら、スタミナラーメンを完食してました。

 

f:id:againstars:20160810005838j:plain

他にも、天理教の本ばかりを揃えた本屋とか、

天理教グッズ(ハッピ等)を揃えたお土産屋や仏具店・神具店などが商店街にあり、巡礼気分を盛り上げてくれます。

 

そんな感じで、天理の街と、スタミナラーメン等のご当地グルメと、近くにある山の辺の道や大神神社あたりも合わせて回れば、1日中楽しめる観光タウンだと思います。

大阪から1時間くらいのところに、こんな特異な街があるんだから、週末旅行にいかがでしょう。

 

さて、この記事は前半です。

後半は、博物館巡りということで、目的地の「天理参考館」を紹介したいと思います。