流れて消えるだけじゃ、語り合えないから

この人いいな、という人は、前向きでも後向きでもなく、ただ中間の状態でその場を動いているだけ。

話の輪に入れないからこそ、手に入った能力

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20代の僕は、友達や仲間が欲しくて、あらゆる会に出かけては、話の輪に入って、そこから関係を作っていこうと、躍起になっていました。

 

ところが、小学生高学年あたりから、他の人とコミュニケーション能力も、人間関係を作る能力も、大幅に差を付けられてしまっていたので、

なかなか話の輪に入っていけないことがありました。

 

しかし、「話の輪に入れない」ということも、100%悪いことだったのか?

と思うようになりました。

その代わり、表現をする上で、大事な能力を身に着けたと思います。それは…

 ★話の内容をまとめる能力

これが人一倍ついたように思えます。

 

これがあったからこそ、物事を簡略化して理解することができたり*1何が大切かがわかるようになったり文章をわかりやすく書いたり、最近ではインターネットラジオ番組での番組の構成や編集などができるようになったりと、僕の中ではすごく役立っています。

 

では、どのような過程でこの能力を身に着けたのでしょうか。

 

話の輪に入ろうとするとき、

輪の中で話されていることの内容を知らないと、それに対して話を返すことができません。

 

そこで、話の中から、あらゆる情報をキャッチします。

 

話の流れや、話で話題になっていること、やりとりされている感情(空気)などの情報をキャッチし、

それを自分の中で、整理して簡単にします。

 

整理した情報をもとに自分なりの話題を組み立てたり、質問をしたりすることで、話題に入っていくとき、

それにふさわしい話題で話すことができるので、あまり失敗しなくて済むのです。

 

 

そうして、「このグループ、何を話してるんだろう…」と、話を聞いて、

 

「あーそっか、ここは先週末どこに行ってきたかを話していて、今は吉田さんがキャンプに行って、バーベキューでボヤ騒ぎを見たって話になってるのか。みんな楽しそうに聞いてるな。」

という風に、話の内容を短く理解していく、というトレーニングを積んでいくことで、

 

話の内容をまとめる能力が付いたように思えます。

 

 

「話の輪に入れない」というのは、良くない出来事のように思え、ちょっとトラウマになりそうな出来事でもありますが、

マイナスの中にも、プラスの作用もあるので、100%悪かったともいえないとは、今になって思えます。

 

 

ちなみに、今の希望としては…僕は話の輪に入りたいと思いますね。

ただ、無理にテンションを集団に合わせてまで入りたいとは思わなくなったので、以前よりは気負わなくなったように思えました。

*1:ただし、細かい枝葉は相当切り捨てています。