好きじゃない人と付き合える僕は変ですか?
僕が最初に女の人とカップルとしてお付き合いを始めたのは、
22歳、大学を出て就職してからしばらくでした。
その相手は、出会って初めてから、付き合うまで大して好きではなかったのです。
では、なぜ好きでもない異性と付き合ってこれたのでしょうか?
答えは簡単です。
22歳まで女性との出会いがほとんどなかったのです。
僕の大学生活はひどいものでした。
自分はそんなに女性に興味がなかったのに、大学になると周囲に男女で気軽に友達づきあいしている人が現れたり、カップルでイチャイチャしていたりする光景に、毎日出くわすのです。
それに比べて、僕は友達もいないし、独り…。
そんな、皆が難なく異性と楽しく付き合っている光景を見せ付けられ、劣等感を強く植えつけられていました。
他の人には簡単に異性と付き合えるのに、僕は出会う機会もないし、僕には彼女がいない…。
彼女もできない自分は、他の人と比べて大きく差をつけられている。
ダメな人間なんじゃないか…。
そうして、胸をさかれそうな孤独と無味乾燥な日々に耐え切れずにいました。
そんな辛い日々を経て、やっとカップルとして付き合える人が現れたのです。
やっと僕の辛い日々が報われる…。
大して好きなタイプでもないし、「この人ならOKしてくれそうだから」という理由だけでデートに誘って、告白し、付き合い始めました。
自分が、人と同じように恋愛できるんだぞ、という「証」を持つために。
恋愛経験をして、自分が成長して、一人前の人間になるために…。
自分に好意を向けてくれるなら、誰でも良かった。
その人への気持ちは、最初は本気ではなかったですが、
それでも、付き合うまでが大変な孤独だったので、
付き合ってくれるありがたみがとても身にしみていました。
★最初好きじゃなかった人を、好きになれるか?
なれる場合となれない場合があります。
相手と合うとか、相手に本気に行動できれば、好きになれるとは思いますが、
そのときに大事なのは、付き合った人の良いところや合うところを見つけられるかだと思います。
「この人はじめから好きじゃないし、両思いじゃないし…」みたいに、ずっとこだわっているより、
「この人ってどんな人なんだろう?良いところはあるのかな?」とか
「この人が嫌いと思うこと、私も嫌いだから、共感できるなぁ」とか
そんな風に、良いところ、共通点、価値観の合うところ*1を、探していくのが良いと思います。
(趣味が合うかどうかは、大して問題じゃないと思います。)
それでも好きになれないなら、あとはイベントを仕掛ける。
一緒にいつもと違ったデートをしたり、非日常を体験することで、相手の違ったところが見えてくるかもしれません。
そこを好きになれるかもしれないし、非日常な体験を共有できたことで、つながりが強くなっているかもしれません。
ちなみに、僕の場合は、最初に付き合った女性のことは、上記のことを実践してきたり、試行錯誤をしたり、けんかをした末に、徐々にですが、本気に好きになったという経験があります。
★付き合う人を選ぶ権利だってある
それでも合わない、ダメ、自分にとって価値を見出せないと思ったら、
別れてもいいと思います。
いくら異性との出会いに恵まれなくて、「贅沢は言えない」状況でも、
DVをするとか、自分のことを傷つけてくるとか、そんな人と付き合っていくのは、とても辛くなるでしょう。
そうなったら、別れても、逃げてもいいと思います。
付き合う人を選ぶ権利は、誰にもありますので。
★チャンスを逃さない戦略
僕がこうして、好きじゃない人でも付き合う戦略を取ったのは、
数少ない異性との出会いの中で、異性と付き合うチャンスを逃さないためなのです。
異性との出会いが豊富で、気軽に付き合える機会が多く、人を容易に選べる場合、こんな戦略を取らなくてもいいのです。
だからこそ、「ここだ!」と思ったときに、いつでも飛びつけるよう準備しておいて、チャンスをつかむことが大事だと思います。
これは、恋愛に限らず、ビジネスや転職や人間関係等でも共通していえることです。
自分の気持ちを開いておいて、突然チャンスが舞い込んできたときに「よし、やってみよう!」と飛び込んでみることが、大事じゃないでしょうか。
とはいえ、様々な人と付き合っていくと、舌が肥えて贅沢になっていくものです。
生活レベルを落とせない人のようになっていくと、一人になってしまったときに贅沢が出てしまって、大変だなぁと感じますね。
なんで、好きな人と付き合わなきゃいけない、って風潮なのでしょうか?
そんなルールが存在しているのでしょうか?
*1:お互い嫌いだと思う点も含めて