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漂流、いいじゃないか!

周りのことばかり気にしてきた人が、「周囲のことを気にしないで、やりたいことをやる」をモットーに書いてます。趣味、旅行、哲学などの話を書いています。

すごい日本奥地紀行【南信州編】 第7回 諏訪大社→御嶽山

勝手に旅にする

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【第7回】

大阪→→馬籠宿→(長野県)妻籠宿遠山郷下栗の里

諏訪大社木曽平沢奈良井宿御嶽神社開田高原

岐阜県)御嶽スカイライン喫茶・五重塔下呂温泉(3泊目)

→ 関善光寺→岐阜大仏→長良川沿いに続く道→→大阪

 

長野秘境ツーリング。3日目は諏訪大社を通り、再び木曽へ。

御嶽山の脇を通り抜け、高原の道でハプニングに遭うのであった。

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諏訪大社

朝5時、起きてすぐに出発した。モーニングは諏訪湖あたりのすき家あたりで、300円定食できれば充分と思い、一路諏訪を目指した。

 

諏訪大社は行ったことがある人も多いと思うので、説明は不要かもしれない。*1

いくつか気になったところをピックアップ。

 

御柱祭りで知られているが、毎年テレビの映像で流れる御柱が、神社の四隅に立てられているのは、何か結界めいていて、不思議だった。これは見たことがない。

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その御柱が、諏訪前社*2の前にいらっしゃった。

 

真新しい木。一番端には木に付いた御幣と札が付いている。

何を表すのだろう。

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あとは、「痛絵馬」が奉納されていた。

日本や世界の神話や民話をキャラクター化したゲーム「東方プロジェクト」のキャラが、諏訪大社に関係があるということで、ゲームファン*3が訪れるようになり、イラスト付きの絵馬を奉納していっている。

 

見ていて楽しい。

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諏訪湖。伊那から横断して御嶽山を目指す予定だったが、諏訪へ大きく寄り道してしまったので、予定していた旅程150km(余裕)から、210km(カツカツ)に増えてしまった。

 

朝マックをし、諏訪秋宮*4への参拝を済ませ、午前9時、木曽へ向かった。

 

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木曽平沢 木曽路に戻る

木曽には良質な宿場町がいくつも残っている。

 

今日のハイライトは、奈良井だったが、その手前に、地味ながらよく残っている宿場がある。

木曽平沢」だ。

 

江戸時代からの建物が並ぶ町並み。黒く塗られた木の黒さが艶やかだ。

まさに漆黒の木の町といっていいくらいだ。

 

平沢は漆の町で、住民の8割が漆産業に関わっていたそう。*5

 

それにしても、自動車のボディと、日本伝統の建物って合ってないなぁ。

建物の前に駐車すると興ざめだから、まとめて駐車場に止めるとかして、別のところに置いて欲しい。

 

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奈良井宿

木曽平沢の隣に奈良井はある。こちらの方がとても有名なので、人でにぎわっていた。

 

まさに時代劇のような建物の並びが、一本の街道に沿って続いていた。

 

ここは中山道の途中の町。名古屋方面にはすぐ、鳥居峠という中山道最大の難所があり、そこを越える前に泊まっていく旅人で賑わったという。

 

奥には山が見える。そこを昔の人は歩いて越えなければならなかった。

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暑い夏には、田舎の町の風景が似合う。それも思いっきり日本らしい町がだ。

 

だけど、暑いことは暑い。照りつける太陽。蒸し溜まる空気。時折、木曽谷をわたる一抹の涼風。汗はとめどなく流れTシャツを湿らす。

 

そんな束の間に、冷たい水。

時々、神社の手水のように、冷たい水をひしゃくですくって飲める場所がいくつかある。

スイカを一緒に冷やしているのが、にくいね。

 

ほんの束の間だが、生き返る。

たまらず、顔や首や腕に水を塗りつけた。

 

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奈良井は観光地化していたが、昔ながらのスタイルの店から、いまどきの店までタイプは様々だ。漆の町*6なので、漆器を売っている店が多い。お土産屋やカフェもあり、食べ歩きも悪くない。

 

ぶどうのつたが絡まり、実までなって、軒先にぶら下がっている店。

 

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昼12時近かったので、少し腹ごしらえに五平餅

 

はんごろしにしつつも粒を残して固めたもち米に、黒っぽくて甘い味噌がかかる。味噌には木の実のような粒々が混ざっていた。

 

これは大人のお菓子の代表格だ。

子供の舌だったら、この複雑な味を、ただ無言になって切って捨てていただろう。

だけれど今ならわかる。粒々の細かい食感、ほろにがくも甘い味、モチモチの感触…。

 

べっとりと味噌が塗られたこのお八つを、長いすに腰掛け、待ち行く人を眺めながら、味わっていた。

 

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開放感のある道に出た。

広い町の通りと、遠くの山が一体になったような風景だ。

夏なんだな~。

 

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道の上でバレーボールをする子供。

観光客がすぐ横にいるが、その前でも日常の夏があって、町の本音(?)が垣間見れていいなぁと思った。

 

 

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振り返って、奈良井の町を眺めれば、現代の人が、往っては還る昔の旅人の姿に重なって見えた。

 

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町の端っこは、神社になっている。

ここで旅の安全を祈願し、また、無事を感謝するのだろうか。

その先の登り道の先に、中山道の難所「鳥居峠がある。*7

 

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午後1時。

再び、木曽路を行き、木曽福島まで行って、御嶽山へ向かった。

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途中の風景1

地元の子供たちが、鮎(?)のつかみ取りに興じている。

川には100人くらいの人が!

f:id:againstars:20160908012633j:plain途中の風景2

コンビニに停まっている、見たこともないクラシックカー

どうやって作っているんだろう。

 

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御嶽山のなぞ

そうしているうちに、御嶽山の脇を通って、岐阜県下呂温泉へ抜ける道にやってきた。

噴煙なのか、雲なのか、御嶽山の頂上は見えなかった。

この旅、最後の山越えになる。

 

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その道中で、気になるものがあった。

 

森の中に墓石がある…?

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これはすごい。

墓地なんだろうかよくわからない。

入り口には鳥居が立ち、手前には、「木曽御嶽本教」と書いた鳥居が立つ。

 

ただのお墓というには、いまだかつて見たことのない感覚を放っている。

ここはいったい何だろうか。

 

次回、御嶽若宮神社、からの、御嶽山越えへと続く。

 

 

*1:僕は始めて行った

*2:諏訪大社諏訪湖周辺に4ヶ所ある。上社と呼ばれる「本宮」と「前宮」、下社と呼ばれる「春宮」「秋宮」がある。

*3:知り合いの50代のお父さんによると、小学校高学年の女子男子の間でも、東方プロジェクトが人気だと聞いたことがある。小学生の女の子たちが、アニメイトあたりに東方のキャラグッズを買いに行くこともあるらしい。お父さんも勉強してるんだなぁ。

*4:諏訪大社の一つ。JR下諏訪駅の近くにあり、駅と神社の間には、昔ながらの門前町が広がる。

*5:現在でも5割といわれている

*6:奈良井で売っている漆器の多くは、木曽平沢で作られているそう。

*7:現在でも鳥居峠登山道として整備されており、歩いて越えることができる。