「自分探しの旅」に出なくても、自分探しはできる
10年くらい前に、「自分探しの旅」という言葉が流行り、無意味だとか、バカのやる事だ、などと酷評されていたと思います。
そういう私も恥ずかしながら、自分探しの旅にかまけておりました。(ただの旅行好きなんですが…)
しかし、ここ数か月、自己分析をやるようになってから、
自分探しの旅をしなくても、次々と自分というものが見つかってくることに気がつきました。
それはなぜか。
どうすれば、日常の中で、自分探しをすることができるのでしょうか。
普段触れているものと、少し違ったもの接している時の自分に注目すれば、自分が見える
たとえば
・いつもと違うメンバーと昼食を食べているとき、どんな風に気持ちが動いたか、どんな接し方になったか。
・電車に乗っていて、苦手なタイプの人が近くに座ったとき、どうして苦手だと思ったか、考えてみる。
・いつも行く場所の、普段は行かないイベントにちょっと行ってみて、自分はどう感じたか、感想を持ったか、体に反応があったか、疲れや緊張があったか等をモニタリングしてみる。
・自分が関心がある本を読んで、そこに書かれていることと、自分との関係をあれこれ考える。
などなど。
ポイントとしては、日常でありながらも、少しだけパターンの違うことをやってみて、
それに対し、自分の感覚や気持ちの動きをモニタリングしたり、感じ方に対し、「なぜ?」と考えてみることで、
普段それとなく起こっていることに、深みや厚みが加わってきます。
そうすれば、毎日が冒険です(しんどいこともあるので、あまり楽しくはないですが(笑))
また、日常のことに近いので、何度も同じことが起こる可能性が高いです。
同じことに向き合っている自分を観察すれば、自分を手っ取り早く把握することがしやすいです。
「自分探しの旅」では、非日常に身を置くので、日常を生きる自分のことは、あまりわからないままで終わる可能性があります。
「自分探し」で見つかる自分なんて、必ずしもポジティブなわけがない
少し辛口になりますが、「自己分析」や「自分探し」をしたからといって、
必ずしも、長所やポジティブな自分が見つかるわけではないのです。
弱さや短所、行動パターンや心身特性、好き嫌い、価値観…というような
「どうしようもない自分」に直面することが多々あります。
しかし、これが本当の「自分探し」なのではないかと思います。
自分のマイナス面に直面して、そこから逃げないで探し続けるからこそ、
「本当の長所」や「自分の活かし方」が見つかるのでは、と思います。
というわけで、自分探しをしたり、自己分析をするみなさん!
しんどいことはあるかもしれませんが、あまり思いつめて考えたりする等、無理をなさらず、
ゆっくり自分を見つけていってくださいね~!!