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漂流、いいじゃないか!

周りのことばかり気にしてきた人が、「周囲のことを気にしないで、やりたいことをやる」をモットーに書いてます。趣味、旅行、哲学などの話を書いています。

過去を振り返って分析する10の方法

生まれてから現在までの過去を回想してみる。

これは自己分析の鉄則中の鉄則なのは、言うまでもないでしょう。

過去の自分や周辺環境、自分に起こった出来事は、現在の自分にも少なからず影響を及ぼしています。

自分を知るヒントの宝庫です。

ここでは、私がどのようにして、過去を振り返って、自己分析に役立てたか、書いてみます。

★過去を振り返るときのポイント

※ 四角の中は、飛ばしても内容に支障はありません。

①1年ごとに出来事を振り返る。

1991年…、1992年…、1993年…、という風に区切っていく書き方です。

今までの人生を大きく章で区切ることも大事ですが、

基本は1年単位で見ていくと把握しやすいでしょう。

1年で学校に入学したり卒業したり、仕事がひと段落ついたりするので、書き易いと思います。

②良かった出来事、嫌だった出来事を書く

良かったこと、嫌だったことは、そのまま自分の価値観にもつながります。

どういうことで自分が喜ぶのか、または悲しむのか、そこを分析できやすくなります。

自分がどのような性格だったか、どんな対人方法をしていたか、何を思っていたのか。

良いところも、ダメなところも、恥ずかしいところも、できるだけ思い出して書いていくといいでしょう。

 この頃は落ち着きがなかった。算数の難易度が上がったので、授業が嫌になって抜け出して、体育倉庫に逃げてマットにくるまったり、新米の担任の先生にちょっかいを出したり、蹴ったりしていた。

そのせいか、1学期の通知表で、算数だけ「1」を取ってしまった。

 この通知表を母親に見せたとき、「情けない」と泣かれてしまった。この日から、学校で以上のような行いをしないようにし、授業に真面目に取り組むようにした。今後様々な局面で、あらゆることに真面目に振る舞うことは、この頃から始まっているのではないかと、今にして思う出来事だった。

(小学3年生)

③そのとき感じた感情を、できるだけ鮮明に思い出す。

出来事に対して、自分が感じていた喜怒哀楽を、できるだけ鮮明に思い出しましょう。

生々しいくらいだと、より伝わりやすくなります。

 高校の頃は女子が嫌で仕方がなかった。しかし、大学になると、「男女のカップル」や「自分より格好いい大学生と女友達の集団」というものを、嫌というほど見せつけられた。そのため、高校時代とは一転して、異性と付き合いたかった。自分は能力が大変低いので、誰でもいいから付き合って、恋人関係を経験したかった。なのにどうしていいか見えずに、焦っていた。

彼らは騒がしかった。いつも目に耳に容赦なく入ってくるので、耳栓や音楽プレーヤーでも彼らの存在を遮断しきれなかった。やかましく、そして羨ましい存在だった。そこに入ることができない自分、男女関係なく友人同士で何かをやることができず、独りでやるしかない自分。「大学生らしさ」というべきか、自分に欠けているものを嫌というほど見せつけられて、そこにアクセスできない自分を、ただただ悔しがって耐えるしかなかった。

あまりにも自分がダメな人間に思えて、やけくそになって坊主頭にして、泣き狂ったこともあった。大学に行く人間を呪ったような目つきをしながら、キャンパスを歩いていた。

(大学入りたての頃)

④1年ごとに、ハマったもの、よく行った場所、付き合ってきた人々を振り返る。

自分がどんな生活状況だったか、どう悩み、感じていたのかを彩るのは、好きだったことや趣味や場所や人です。

どんなことが自分は好きなんだろう、どんな瞬間に安らぎを感じるんだろう、自分は何がしたかったんだろう…

そうした、自分の中の隠れた願望が、趣味や好物には投影されています。

たとえば「1997年の文化(自分が好きだった音楽、本、スポーツ、テレビ…)」といったように、振り返ってみると、面白いかもしれません。

小学4年生の頃には、コンピューター・グラフィックスがテレビに登場し始めていた。特にNHK教育で放送されていた、「音楽ファンタジー・ゆめ」という番組が好きだった。クラシックの有名曲を3DのCG映像に合わせて流す番組で、CGを作る人になってみたいと思った。

⑤当時の社会情勢、流行、時代の空気などを思い出す。(調べてみる)

人は社会や時代の空気に影響を受け、一喜一憂します。

バブル経済に浮かれ、失われた20年に金がないなりの幸福を見出す等、

人はさまよい、考え方や世界の捉え方を変えてきました。

それぞれの時代にあったこと。

それが、あなたの考え方や社会観・世界観に影響を与えているかもしれません。

 90年代のJ-POPは、前向きで、明るくて、さわやかな楽曲が多かった。

頑張れば報われることを歌っていたり、清く正しいことが良いことを歌っていたりしたポップスが多く、親がつけているテレビの歌番組や、車内のカセットテープで、当たり前のように流れていた。

KAN愛は勝つ』、米米CLUB『君がいるだけで』、ZARD『負けないで』等の歌が売れていた頃だ。

 僕の根底にある価値観は、このフィクションによって構成されたのかもしれない。

前向きで、明るくて、優しくて、清くて(純粋で)、正しいことが良いと僕も思い、正義が勝つこと、努力は報われること、世界は変えられること、無償の優しさや温かさは良いことと思っていたように思う。

世の中はグレーゾーンで、正しいことばかりではない複雑さを受け入れた現在からしても、心の中ではどこかで、この頃に育てられた「正しさ」を求めているのかもしれない。

(90年代前半のJ-POPの印象)

⑥家庭環境や学校、職場などの環境も振り返る。

人間が育つ基礎となる家庭環境、その次に生活する学校や職場は、あなたに少なからず影響を与えます。

特に、家庭があなたにとってどんな環境だったかによって、考え方や発想や対人関係に影響します。

なぜ自分はこうだったんだろう、ということを、思い出せるときは思い出してみてください。

自分だけの力で思い出せなかったら、親や親戚に聞いてみたりするのも良いでしょう。

父はいつもピリピリしていた。仕事が原因である。鬱で仕事を休んだこともあった。僕の幼稚園時代を中心に、父は「仕事をやめたい」と言っていたときもあった。土を触ったこともないくせに、「農業をやりたい。自給自足したい。」と言っていた時期もあった。そんな父を母は大変な思いをしてなだめていた。

(※母親にきいた、小学校時分の家庭環境)

⑦読み返して、「この出来事は、○○だから起こったのかもしれない」と考察してみる。

書いているうちに、昔の出来事について、「今思えばこうだったんじゃないか…」と思えることが出てくるでしょう。

そういうときは、分析モードに入っていってください。

そこから、自分の傾向というのが見えてくるでしょう。

 大学の卒業式の夜に、学科の人だけで結婚式の二次会のような、立食パーティをした。

よせばいいのに出席してしまい、そして現在にも残る嫌な味を噛みしめた。

しゃべる人がいない。そこで僕は、しゃべったことのない参加者の料理を取ってあげたり、お酒を注いであげたりと、ボーイさんのようなことばかりをしていた。

何をやっているんだろうと思った他の同級生が、話しかけてくれた。それはノリとか見栄で相手に優位に立つような会話ではなく、「話の通じる」話だった。「なんだ、会話が出来ているじゃないか。」そう思ったら、もっと初めからこんな風に振る舞っておけばよかったと後悔した。屈辱的だった。

悲しいかな、このテクニックはアウェーな場で人としゃべるきっかけを作るテクニックとして、現在も活かしてしまっている。

⇒これは、共通の話題や体験がない状態で、人と仲良くしたり関係を構築するときに、

 役割というのがないと、人に覚えてもらえず、関係を築けないのではないか、という恐怖感があったからだ思う。

⑧現在の自分とつながっている出来事を探す。

いじめられた → 人前で自分を出せない

女の子にバカにされた → 女性と話すのが苦手になった

というように、心の動きや行動には、必ず原因と結果(因果関係)があります。

現在問題になっていることは、過去の出来事の中に潜んでいるかもしれません。探してみませんか。

小学生の頃の小遣いは、1か月に500円しかなかった。僕が贅沢を覚えないように、それしか与えなかったという。

少ない金やお年玉の貯金でやりくりしながら、駄菓子屋に行ったり、ミニ四駆を買ったりしていた。

親の金銭教育も影響していて、ジュースを販売機で買わないとか、外食はしないで自宅で作るとか、ご飯は一粒残らず食べるとか、それが当たり前だと思って育った。

⇒現在、あらゆることに対して、物欲が起こらないのはこのせいかもしれない。

金銭感覚が小学生時代でストップしていて、何か物事や趣味をやろうとすると、まずお金が発生することが頭に浮かぶ。それが、やりたい気持ちを抑制しているのではないだろうか

(金銭感覚の誕生)

⑨他の人にも見せてみて、フィードバックを受ける

自分だけで見て分析をしていくのもいいのですが、

他の人に見せて、どう思ったか、どう見えたか、というのを聞いてみると、

自分が意識しなかったところまで見えてきます。

他人の視点が入ることで、気づけなかった自分に気づけるでしょう。

ただし、それは自分の過去を見せても危なくない人くらいにしておいて、誰にでも見せていいものではありません。

それに、見せられるものだけでいいです。

⑩親や親族、昔からの友人などにも、自分の過去を聞いてみる

遠い過去の話や、自分が知らないけれど、他の人は知っている話は、自分の力だけでは回想しきれません。

そこで、親に過去の話を聞いたり、小学~大学の先生や同級生を探し出して話を聞きに行ったりするのも手です。

私の場合は、小学校の家庭環境や自分については、母親や祖父母に話を聞くことで、補完していました。

自分がどうだったかを聞くために、同窓会で小学~高校の同級生と、昔どんな自分だったかを聞ける機会があれば聞いてみたいと思います。

※注 過去を振り返ると、フラッシュバックして心身にダメージを与えるくらいトラウマに突き当たることがあります。

自分の問題の核心はそこにあるかもしれませんが、もし辛いのなら、その「触れたくない過去」に触れないで(または、触れられるようになってから)振り返りを行うこともできます。無理のない範囲で行いましょう。