弱点を知り、受け入れる
弱点や短所は、目をつぶりたいと思うものだったり、
「私って、〇〇苦手だから、嫌になるなぁ」と落ち込んで捉える人も多いと思います。
また、直して改善するべきもの、と捉える人も多いでしょう。
しかし、「本当の自己分析」をする場合、弱点や短所は、存在するものとして知っておき、
「あるものとして捉える」ことが大事になります。
「欠点があるから、直そう」というのも良いのですが、
置いといて、「そうだね。私はこれが苦手なんだよ。」と、知りっぱなしにします。
★人は弱点への向き合い方を中心にして動いている
人は自分の弱点と絶えず関わり合うことで、成長してきたと、僕は考えます。
(例)
・女の人にモテたいので、男を磨く努力をしている。
・太っていたことが嫌だったので、体重を落とし、痩せてからも体型キープに細心の注意を払う。
・胃腸が弱いので、健康的な食材を選ぶようにしている。
弱点や悩みが大きな動機となって、行動や日々の習慣に結びつくことは多々あります。
そんな弱点に対して、自分はどう行動しているか、というのを観察することで、自分を分析することもできます。
(例)
・女の人にどうしてもモテたかったので、モテ男になるために努力した。 (克服)
・胃腸が弱いので、胃腸に負担を掛けない食生活を送る。 (受容と共生)
・騒音に耐えられないので、ガヤガヤする繁華街には行かない (回避)
( )の中の太字が、弱点のある人が取った行動の方法です。
弱点を克服したり、逃げたり、弱点を受け入れた上でどう生きるか考えたりしていきます。
このように、様々な行動パターンが存在しますが、
その行動パターンを知ることによって、自分はどのような性格かを知ることができるでしょう。
その行動パターンに対し、「なぜそうするの?」「その動機は?」「昔、何があった?」と、自分に問いかけていけば、さらに分析は深まりますが、それについては別の記事で採りあげたいと思います。
「弱点」や「悩み」は、自己分析をするにあたって、中核ポイントとなるものなので、
「悩みがあるからネガティブにとらえる」のではなく、あくまで存在するものとして捉えてみると良いでしょう。
その上で、「なぜ、ここが弱点なのだろう?」とか、「(他の人は弱点と思っていないけれど)自分だけは弱点と思っているのは何でだろう?」とか、考えてみると、様々なものが見えてきます。